ケトジェニックダイエットを始めて、
吐き気や頭痛など様々な症状に
悩まされる人は多いです。
ケトジェニック中に起こる不快な症状の
原因と対処法を紹介します。
ケトジェニック、ケトフルーで吐き気が?
ケトジェニックは体内の代謝の仕組みを
変えることであり、
癲癇の治療やダイエットなどに
効果がありますが、
頻尿や喉の渇き、
脂質異常症や尿路結石などの
様々な副作用を伴うことがあります。
特にケトジェニックダイエットを始めてから
3日以内のうちに、
頭痛や下痢、
めまいなどの不快な症状が出ることを
ケトフルーといいます。
ケトフルーの原因は
ケトジェニックによる身体の変化です。
ケトジェニックは体の中のエネルギーを作る
原料を糖質から脂質に
切り替えることですが、
この切り替わりの時に吐き気や
頭痛などケトフルーの症状が出ます。
症状は長いと数週間から
一ヶ月程度続く場合もあります。
ケトフルーが重くて
日常生活に支障が出るようなら、
ケトジェニックダイエットは
いったん中断した方が良いでしょう。
ケトジェニックは、
現在はダイエット効果で
注目されていますが、
もともと癲癇の治療のために
開発された療法で、
医師の監督が必要なものです。
近年はアルツハイマーや心疾患にも
効果があることが分かっていますが、
副作用も多く、一般の人が
誤った知識でやると逆に健康を
害してしまう可能性もあります。
ケトジェニックで懸念される副作用は
ケトフルーだけではありません。
長期間ケトジェニックダイエットを
続けると、
身体に必要な微量栄養素が
足りないことを理由とした吐き気や下痢、
脂質の摂りすぎによる
脂質異常症や重大な病気の症状が
出る場合もあります。
ケトジェニックダイエットを
続けた時の副作用について、
次の章で紹介します。
ケトジェニックで胃もたれ?頭痛や吐き気も
ケトジェニックダイエットは
糖質やタンパク質の制限から
偏った食生活になりやすく、
その結果、普通の食事ならば
気にしなくても
摂取できていたような栄養素が
不足してしまうということが
起こりやすいです。
トマトやかぼちゃなど、
ビタミンやミネラルを豊富に含んだ
野菜の多くは
糖質もある程度含んでいるので、
ケトジェニック中は食べられません。
脂質に偏った食生活の結果、
吐き気、下痢、頭痛や、にきび、
脱毛などの症状が出ることがあります。
また、脂質が多い食生活を送ることで、
胃もたれもしやすいです。
これは食べすぎ防止になり
体重の減少には効果的ですが、
脂質が過剰になることで
血中のコレステロール値が上がりやすい、
脂肪肝や肝障害を起こしやすいといった
デメリットもあります。
こうした症状が出た時の対策は、
無理をしてケトジェニックダイエットを
続けないことです。
不快な症状や病気のサインが出たなら、
あなたの身体に
ケトジェニックダイエットが
合っていなかった可能性があります。
ケトジェニックダイエットは
単なる糖質制限とは違い、
身体の仕組みを変えるものなので
身体への負担が大きく、
本来ならば医師の指導がいる
医療行為です。
そのためダイエットの推奨期間は
最長でも3週間から一カ月とされており、
軽い気持ちで始めると
ただ体調不良になるだけで
終わる可能性もあります。
ケトジェニックダイエットをするならば、
まずきちんとした
トレーナーにつくなどして、
自分でもしっかりと知識を付けた上で
実行するのがおすすめです。
なおケトジェニックダイエットは
心臓病や糖尿病の人には
推奨されておらず、
どうしてもやりたい場合は
医師への確認が必要です。
ケトジェニックによる吐き気について
ケトジェニックダイエットによる
吐き気などの症状について
紹介しました。
ケトジェニックは、
ケトフルーをはじめ不快な症状が
出やすいダイエット法です。
ダイエット期間を終えた後の
リバウンドもしやすく、
身体についてしっかりとした知識を
持っている上級者向けの
減量方法と言えます。
ケトジェニックダイエットは
どうしても身体への負担が
大きくなるので、
合わないと思ったらすぐに
中断するようにしましょう。
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