孫正義と苦しい生い立ち
フォーブスの長者番付で
毎年上位にランク入りしている
ソフトバンクグループ会長の孫正義氏。
そんな彼の現在の功績とは裏腹に
幼少期はかなり壮絶でした。
在日韓国人3世として、
佐賀県鳥栖市の在日韓国人の集落で育ち
父は養豚業と密造酒で生計を
どうにか立てていました。
仕事で忙しい親に代わり
孫氏ときょうだいは祖母に育てられました。
「朝鮮人」と石を投げつけられて
ケガもしたこともあり、
小中学生の頃 真剣に自殺を
考えたそうです。
「そのくらい人間に対する差別は
つらいものがあるのだ」と日経ビジネスの
インタビューで語っていました。
逆境から培われた根性
人生の逆境から養われた
根性の強さは、こんな
エピソードにも表れています。
一家全員の戸籍は「安本」と
登録されていました。
孫氏も16歳にアメリカへ渡米するまで
「安本」姓を名乗っていましたが、
親戚の猛反対を
押し切って、たったひとりだけ
ご先祖様の姓である
「孫」を名乗っていこうと決めたそうです。
それは同じように国籍や人種で苦しむ
多くの人たちのために、自分は立派な
実業家になって
「人間はみんないっしょだ」
ということを示したかったからなのだとか。
アメリカに渡り、大学在学時に
会社を興し、
日本帰国後には、日本ソフトバンクを創業。
iPhoneを日本で初めて販売させて
現在の大成長を遂げるに至りました。
孫氏の名言(&迷言)7選
不遇の半生を送った孫氏の
パワーあふれる言葉はこちらです。
①自分の人生の成り行きを
他人のせいにしてはならない。
②怒るのは自分の知恵のなさを
認めるようなものです。
③夢さえあれば 朝起きるのが 楽しい。
④「万事休す」という状況で
あきらめていないか?
本当はそこから 本物の知恵が湧く。
⑤髪の毛が後退しているのではない。
私が前進しているのである。
⑥迷走はしていません。
全力疾走です。
頭皮が迷走していますけど?
⑦すってんころりんと転ぶかもしれない。
しかし 目指したものが そこにあれば
死ぬ5分前に
ああ、楽しい人生だったな
はるかに有意義な人生だったと
思える気がする。
いかがでしたか?
孫氏の言葉からは
不屈の精神だけではなく
ネガティブをポジティブに転換させる
発想力やユーモアも備えているのが
うかがえますね。
私たちはともすれば、自分のネガティブや
コンプレックスを引きずりがちですが、
その発想を変換すると
人生が大成功する知恵にもなる
ということを示してくれていますね。
勇気が出る言葉でした。
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